脳内理論(再掲)

随時引越し中ですよ。
ちょっと、いや、かなり品がない作品です。

  • 早朝、女はふと思 った。ノーブラの何が悪いのだと。
    一寸頭のおかしい女の人がおかしい理論の短い話。(※若干品の無い表現がありますので、読む際はご注意ください)
    (当時のまえがき)

 

 ふと早朝の着替えの最中に思った。ノーブラでも良いじゃないか、ノーブラの何が悪いのだ、と。そうだ、そうじゃないか。あんな体を締め付けるだけの物、上に服に身を包んでしまえば誰にも私が其を装着しているか否か等分かりはしないではないか。余程の事件が起きない限り。
 衛生的な点を鑑みれば、ノーパンは問題がある。けどノーブラならば、装着しなかったことで生じる変化は自分の有るか無いか微妙な胸の形がちょっと見映えの悪いものになる可能性があるくらいじゃないか。
 あんな窮屈な物は男社会に支配されているようで世の中と同列ではないか! 女性たちよ、今こそ我らに自由を! 立ち上がるのだ!!

 なんてことに思いを馳せながら、私は自分の貧相な体にブラジャーを装着させるのであった。自由は未だ程遠い。

【終われ】