短歌vol.4
どうも、月に一度更新すると宣言していたにも拘わらず長く発表していなかったことに今朝気付いた椿でございます。申し訳ございません。
Twitterの方にはメモ感覚で載せていたので、それらをこちらの方に転記致します。
少しだけペットなのかと思いました眼鏡につたう一匹の蜘蛛(椿 静琉)
- 出勤途中、満員電車で眼鏡の蔓に本当に小さい蜘蛛が糸を垂らしていたのを発見した時に考えたものです。
ぼんやりとアイス珈琲眺めてるグラスにつたう冷たい汗を(椿 静琉)
- 夏の一幕から。
ナポリタン口に広がるしょっぱさを癒してくれるアイス珈琲
ガムシロップ溶けていくほど落ち着くのまるで自分の家にいるみたい
だけれども周りは他人だらけだぞ、此処は老舗の喫茶店です
あまりにも居心地よくて惚けちゃうさしずめ此処は簡易シェアハウス
(椿 静琉)
- 神保町の某喫茶店があまりに居心地が良かったので。
かしましいお喋りたちはBGMそこにいるのはいつかの私(椿 静琉)
- 久々に友達に会って、久々の場所で会話に花を咲かせる。こうして思い出が作られていくのだと実感したのです。
音を立て底に溜まったガムシロップ吸い込みながら何かを忘れる(椿 静琉)
- 段々わけわかめ。
手まり寿司メインディッシュのお肉とは相容れないのは分かっていたさ(椿 静琉)
- コース料理を食べさせて貰った時にメインのお肉と一緒に出されたのが不思議でしょうがなかった件。
ご馳走と幸せそうなカップルを眺めるだけで増える幸福(椿 静琉)
- お腹と視覚が同時に満たされることがあるという発見がありました。
白ワイン微かな苦味喉越しの良さが無性に寂しくなるね(椿 静琉)
- 幸福と哀愁はセットだと思います。
ありふれた 平穏だけで生きるほど 今の自分は強くもなくて(椿 静琉)
- 刺激を求めたり、自分はもっと大きなことが出来るんじゃないかと驕った気持ちになったり、若い内特有の気持ちのように思えてきたり。
海峡を 渡り切っても この飢えが 治まることを 知る筈もなく(椿 静琉)
- 映画『飢餓海峡』を観ながら書きました。三國連太郎さんと左幸子さんの飢えた獣のような姿が衝撃的でした。観賞した数日後に味村刑事役で出演されていた高倉健さんの訃報のニュースをテレビで見て、何とも言えない気持ちに襲われました。恐らく私の中で高倉健という俳優の印象は味村刑事で占められるんだろうなと思います。
高倉健さんのご冥福をお祈りいたします。
波の音 寄せては返る 大海に 消え逝く彼方を 見届けた音
# 短歌 pic.twitter.com/qnl2agdGn5
— 椿 静琉 (@shizuru_tsubaki) 2014, 11月 18
- これだけは画像があるので、他とは違う形式で載せております。
さて、明日は第19回文学フリマです。連日このブログでもご紹介しておりますが、みどりむし書房さまのサークル誌『聚 vol.2』に短編小説「夢死」を寄稿させていただきました。明日は椿もみどりむし書房さまのブースに顔を出す予定です。
公式サイト:文学フリマ - 第十九回文学フリマ開催情報
みどりむし書房(エ-11)
『聚 vol.2』テーマ:むし(値段:300円)
本日は以上です! ドロンっ!